2009年4月23日木曜日

ごめんね

 カッとして小さな娘を叱ることがあります。つまらない小言を並びたてることがあります。そしてなぜあんなに叱ったのだろうと後悔することがあります。冷静になって考えてみると結局、娘に原因があるというよりも、忙しかったり,虫のいどころが悪かったりした自分に起因していることが多々あります。悪かったなぁとは思っても、親の変なプライドが邪魔をして、素直に「ごめんね」とはいえないものです。
 先週、めずらしく夫とけんかをしました。原因は犬も食わないことでしたが、口論になり、しばらく冷戦しました。一応、私が腑に落ちない気持ちを理性で封じ込めてその場をしのぎ、ある意味で平和が戻りました。ところが、翌朝、夫から突然「昨日はごめんね。よく考えたらやっぱりぼくが悪かった」とのおことば。自然消滅しかかっていた心が一度に癒されました。そして夫に対する尊敬と愛情も増えました。心のこもった『ごめんね』の優しさを肌で感じました。
 そんな後日、ささいなことで、娘にあたってしまいました。ーきっと傷ついているだろう。これは謝らなければいけない・・・。と思い「○○ちゃん、さっきは怒ってごめんね」と言うと、娘は「うん、○○もごめんね」と言いました。友だち同士の仲直りのようでした。心がほっとする瞬間でした。(M.Y記)

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