2010年1月21日木曜日

あなたは理想の旗をおろせますか?

 私は毎月末、子供の幼稚園の「おはようブック」を開くのを楽しみにしている。毎日子供が幼稚園に行くとシールを貼る、懐かしいアレである。
 毎月末に先生が余白の通信欄に子供の様子を書いて知らせて下さるのだが、参観日などが少ない幼稚園では子供の様子がなかなかわからないので、これがとても助かるのだ。
 1クラス約30人。毎月毎月よくやって下さると思う。そして必ず子供の一生懸命やった所を認めて励ます言葉が入っている。なかなかほめる事柄のない時もあると思うが、毎月これを子供に読んで聞かせてあげると恥ずかしいような、でもうれしそうな顔をして聞いている。私たち親もこうしてわが子の良い所を見ているかな、と思わされる。
 いつの間にか大人の物差しで子供を見たり、他の子と比べたりしている所はないだろうか。(当たり前だが)子供はまだ子供だし、その子は世界にたった一人しかいないわが子なのだ。
 以前の講演会で、結城いずみ先生が子育ては子供に対して揚げていた(理想の)旗を一つずつ上手に降ろしていく事だと言われていた。言い換えればありのままの子供を受け入れていくことが大切とでも言おうか。良い所も悪い所もすべて受け止めて受け入れる母親になりたいと思わされた。(しかしこれがなかなか難しいのだけれど・・・)そういえば結城先生の本のタイトルは「春を待つ心」だったっけ。
 草木も芽を出しつぼみを張らせ、やがてきれいな花をつける。小さなつぼみのうちにそれを摘み取ってしまわないようにゆっくりゆっくり花の咲くのを楽しみに待つことを学んでいこう。(A.O)

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